ラティクチを諦めるな

れみ(@lemi_irym)の構築記事、随筆、草案など

もはや反省ですらない


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最高1900 最終1800ぐらい

 

サンダー+ザシアン、イベループ等を初めとした初手ダイマに強く出られるよう壁と尻尾トリックを初手に置き後発ダイマから打開していく構築だった。全然勝てなかったがイマイチ勝てなかった理由がわかっていない。ザシアンへの勝率は高かったし、日ネクで重いと言われがちなイベルやオーガにも五分の戦いは出来ていたと思う。なぜ伸びなかったか?確かに駄目な部分はいくつもあった。しかし完璧な構築というものは少なく、駄目な部分がいくつかあるのは自然なことだ。

駄目な部分を挙げ、どれが致命的だったのかを書きながら考える。

 

①日ネクという選択が駄目だった

これはあまり問題ではなかったと思っている。確かにイベルやオーガがとても多かった。肝心のザシアン軸も最終日はザシアンを出さずネクロに強い駒で固めるという対策を取ってきたので勝率は序盤ほどは出なかった。しかしイベル、オーガに負け越した覚えはない。イベルやオーガにはレヒレバシャサンダーと投げ、尻尾トリックから展開していくことで五分にはなっていた。ザシアン軸も9割とは言えなくなったもののネクロと裏のパワーで7-8割は勝てていた。

 

②日ネクの型が悪かった

これが一番の問題点かもしれない。再生技がないので非ダイマでの撃ち合いに弱く、日ネクを出すときは必ずこいつにダイマックスを切らなくてはならないレベルだ。再生技がないので壁無しで起点にできる範囲も狭く、せっかく舞えてもウオノラゴンやウーラオスに簡単に切り返されてしまう。相手がダイマを消費していればこちらも安全にダイマを切れるが、こちらの裏の詰め性能がやや低いだけに先にダイマを切らされるとかなり苦しい。出せない試合も多かったが裏選出も強かったのでそちらはあまり問題ではなかった。

 

③水が重い

水に強いポケモンがレヒレのみで、こちらがサイクルを仕掛けられないのでザシアン+殴れる水 の並びが非常にきつかった。水相手に対面処理もサイクル処理も出来ないのでダイマックスで誤魔化すしかなかった。

 

④先ダイマが弱い

これは②、③にも繋がってくる。先にダイマした後に詰められるポケモン(非ダイマで性能が高く完結しているラッキーやウーラオスのようなポケモン)がいないので相手にダイマックスを切らせてから打開する他の勝ち筋が薄すぎる。したがってダイマックスで役割破壊するような動きが取れず、ウオノラゴンのような重ポケモンになすすべなく負けてしまう。

 

⑤理論値の勝率が低い

ザシアンに8割、イベルオーガに5割はトータルで5割5分〜6割しか勝ってない。ザシアンにほぼ負けず、イベルオーガのどちらかは6割くらい勝てないと6割を超えないので上位には入れない。

 

総じて勝率の出にくい構築になってしまっていた。構築としての改善点は微調整程度しかなく、この構築はほぼ完成している。完成していて勝率が6割未満なので(二桁やレート2100を目指すには)弱い構築と言える。つまり全然ダメ。やろうとしてることが弱い。

ただ、僕自身の体感はこの構築が弱いとは感じていなくて、もう少し擦るかもしれない。

 

起点ドラパ+日食ネクロ(&葉桜オフレポ)

先日、葉桜杯のオフ大会に参加してきましたので日記の意味を込めて振り返りの記事を書こうと思います。

それと、本大会で使用した構築がかなりお気に入りで、あまり強くはないですが可能性を感じるので色んな人に見てほしいと思って公開します。

 

大会成績は4-2で予選抜け、決勝トーナメント1没でした。


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使用構築

本格的に文字にするのが億劫なのでざっくりと本構築の強みと弱みを書いていきます

強み

・ドラパとネクロでキツイ相手(悪ウーラ、ポリ2)が共通するので、これらを誘って起点にできる ポリ2は焼けば毎ターン定数ダメージが入る上にイカサマのダメージが下がるので起点になる

・初手珠サンダー+襷+ザシアンに対し、壁→ラム竜舞で勝てる

メタモン対策が完璧

∵ネクロは鋼に打点がないのでメタモンが拘っている場合再生するだけで勝てる、ボーマンダをコピーされても+1ダイバーンが5割〜7割(晴れ)程度なのでネクロの月の光で受かる

・カバが強い

 

弱み

・オーガが無理

・知性のある黒バド(初手ダイマをきちんといなしてくる黒バド)が無理

・ジガルデ、日ネクの処理が鉄壁ナットレイTODなので相手に数的有利を取られると負ける

ダイマなしで対面性能の高いポケモンが少なく詰め筋に欠ける

 

特に初手ダイマ珠サンダー+襷+ザシアンに対して安定した立ち回りがあるのは良いこと。

ネクロが1舞で準速エースバーンまで抜けるので、

①ドラパがサンダーに壁を貼って退場(相手ダイジェット→ダイジェット)

②ネクロが竜舞(相手ダイサンダー)→ダイロック(相手電磁波orライジングボルト)

③裏から出てきたエースバーン、ウーラオスに対してダイウォール 砂で襷を潰し、上からダイスチル

④2舞でザシアンを抜く上にスチルでBが上がっているのでザシアンに負けない

 

…の流れで綺麗に処理できる。ネクロの裏にはカバを選出するのでザシアンや襷枠を倒しきれなくともカバルドンで詰めることができる

 

 

以下、葉桜オフ当日周りの思い出をつらつらと語っていきます

 

葉桜オフレポ

 

11/5(金)

出発前日。後輩とポケカしてバスの時間を待つ。夜になり、後輩と解散し暇つぶしに京都駅へ。構築が全く決まっておらず、またお金もなかったのでネカフェにも入れず、京都駅のベンチで寒空の下ランクマを回して構築を考えていた。この時点で一番多く回していたのは上のネクロだったが対オーガへの勝率が0に近く、自信のある構築とは言い難かった。かといって無難なオーガ軸対面、ザシアン軸対面を持っていってもな…負けたときの萎え方ヤバそうだしな…

そんなこんなで夜行バスに乗る。東京は比較的近いので0時にバス乗って6時に着くらしい。使う構築のことで頭が一杯で寝付けず、結局寝られたのは午前3時頃だった。午前3時頃にウオノラゴンがカイオーガを誤魔化しうる非ダイマポケモンとして優秀なことに気が付き、とりあえず安心して寝た。

 

11/6(土)

予告通り午前6時にバスが到着。東京駅八重洲口に停まったバスを降りた瞬間、眼前に広がるビル群!建物の低い新潟と京都に住んでいる僕にとって3年ぶりの東京は圧倒的な景色だった。バス停から東京駅改札まで歩く間がこの旅で一番ワクワクした。初めてポケサー関係ないオフに参加する楽しみ、めろーるなど初めて顔を合わせる友人に会う期待、朝の都会特有の雰囲気など…。朝の都会ってなんか楽しくないですか?人が本来たくさんいる場所に殆ど人がいない無機質さが好きです

 

早く着いたのと昨晩お風呂に入れなかったのとでネットカフェなどでシャワーを浴びたかった。会場のある上野に赴き、見つけたネカフェに30分だけ入る。怪しい格安ネカフェの割には店員が優しくて安心した。ありえない早口だったけど。

シャワーを浴びてもまだまだ時間が余っていたので上野を散歩することにした。上野には家族で動物園に来たことしかなく一人で散歩するのは初めてで楽しかった。朝の上野公園、居心地サイコー!

ところで朝の上野には色んな人がいました。真っ黄色のアイシャドウに水色のリップをめかし込んだ老婆、ノーマスクで宗教勧誘するオッサン程度は京都にもいる(?)が、一番衝撃を受けたのはタバコふかしながらランニングしてたお兄さんだった。どっちかにせえよ!

 

朝九時ほどになり、会場へ向かう。上野駅から思ったより遠かったがGoogle Mapのおかげでスムーズに到着。朝九時集合だったので朝九時に会場に着くようにしたが、会場と思しき周りに人だかりが。絶対オタク達やんけ!

顔見知り0なのでこの待ち時間が気まずいことは明白だった。集合は9:45なので9:30までに入れば迷惑は掛からないだろうと(勝手に)踏み、辺りを散歩して時間を潰すことにした。会場から離れ、なんとなく歩いていると高い塔が目に入った。これは…東京スカイツリー!こんなに近くにあったのか!暇だし行ってみよ〜(ヒント:遠近感)


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思えば高さ600mほどの塔が視界に収まりきっているということはそれ程遠くにあるということなんですよね。歩いている途中でこのロジックに気がつけてよかった…

引き返してウロウロしていると公園を発見。新聞を読むお爺さん、朝からワンカップをあおるおじさんと共にベンチでSwitchを開いてパーティの微調整をした。やっぱ個性出したいな〜と思って日ネクを使うつもりだったが、無難にザシアン使ったほうが勝てる気もしてくる…

 

そんなこんなでノンビリしすぎて9:35(やばい)。会場入口も流石に人だかりはなく、急いで受付へ。受付周りで名を名乗り、チェックイン。スポンジさんやクリフとくんなどと挨拶した。そして最後にオールバックでグラサンの厳ついお兄さんから名札を受け取るが…なんとこの極道主夫みたいな人がめろーるだった。(勝手に)ヒョロガリをイメージしてたのでめちゃくちゃ驚いたが向こうもめちゃくちゃ驚いてた。いやいや、僕はツイッターで顔開示してますけど?「れみさんってツイッターで踊ってたから頭おかしい人なのかと思ったら意外と好青年でビックリしました!」やかましいわ

 

ちなみに憧れのUruさんにもツイッターの踊りをイジられました。知ってくれていて嬉しいようななんというか…

 

ここで名札を書き、ライブ大会に参加。前回のポケソル主催ポケサー大会ぶりのライブ大会に心が踊る。ここで構築を登録しなければならないと言われ、勢いでネクロを選択。ザシアンとカイオーガが頭をよぎったが、せっかくのオフだし勝ち負けよりも使いたいポケモンを優先した。

 

そして開会式があり、対戦スタート!

1回戦 ばっどさん ×

なんといきなり運営の方と対戦。相手が強者なのは存じているので緊張感が増してくる。

相手の構築はジガルデ!ジガルデはナットでTODするしかない。カグヤは初手ダイマかな?それなら壁ドラパを出すしかないな…

僕の選出は壁ドラパ+マンダ+ナット。相手は予想通りカグヤスタート。

壁を貼ってマンダに繋ぐもダイマックスをポリゴン2にしっかりいなされて負け。初手ダイマ+ジガルデTODは構築単位でかなり不利な上、相手が一切甘えなかったので拾う目がなかった。ばっどさん本当に強かった…

ばっどさんはポケサーOBということで対戦後ポケサーの話が弾んだ。京ポケはやはり歴史の深いサークルだとしみじみ感じた。ありがとう京ポケ

ランドカビゲンの先輩の話をしたら大笑い取れてしまった。本当にすみません…

 

2回戦 まりさん ○

2回戦の相手はフォロワーのまりさんだった。相手は白バド構築で、ネクロを順当に通して勝てた。ネクロの圧がヤバすぎてラス1レヒレまで追い込んだところで降参を頂けたが、裏のドラパとマンダは両方レヒレに打点がないのでドレインキッスとダイストリームで全然負けていた。僕とネクロズマがヤバ・修羅・ポケモンガイジの顔をしていたせいで萎えさせてしまった…申し訳なかったです。 

対戦後はポケモン関係ない雑談をした。めっちゃ楽しかった。ネイルの話や東京の話をお聞きした。みなさんも寒い冬の洗い物はそれ用の手袋をしましょう。

 

3回戦 ドヒャーさん ○

日ネクミラー。レヒレを起点にネクロで龍舞し、相手にダイマックスを強いて鉄壁ナットで詰めて勝ち。ダイマックス強いる立ち回りは久しぶりだったがやっぱり好き。特にオフの緊張感だと竜舞したネクロは放置できないよね。

この方は高校生だったらしい。高校生でポケモン熟達してるの将来性が高い。都内の高校生、僕のような田舎者と文化資本が違いすぎるなあと話してて感じた。正直羨ましい。

またいつかポケサー関連でお会いできることを楽しみにしています。

 

〜昼休憩〜

めろーると昼食を食べる予定だったので合流し街へ。夜行バス明けで食欲はなく、何を食べるか決めかねたのとお喋りが楽しかったのとで過剰に寄り道してしまった。この人たちそのせいで午後に遅刻するんだよね…

ねぎしという牛タン屋で定食を頂きました。


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仙台の牛タンとも焼肉屋の牛タンとも違う、そこまで厚くない割にはちゃんと噛みごたえのある美味しい牛タンでした。ただ半徹夜明けで食欲がなかった…

僕はただでさえ食べるのがゆっくりなので、余計な散歩も相まって午後の集合時間に間に合わなさそうな雰囲気が出てきた。めろーるが気の利くやつですぐに遅刻の連絡をしてくれて助かった…と思うのも束の間、遅刻確定から彼は麦ごはんのおかわりを注文。それも2杯。さすがに脱帽した。

 

〜昼休憩終わり〜

4回戦 くみひもさん ×

相手はフォロワーのくみひもさん。牛タン詰め込んで走ってきたからちょっと苦しかったし、相手が強かったしでなすすべ無し。

こちらドラパネクロカバ、相手悪ウーラノラゴンダイナで、ノラゴン重すぎて散ってしまった。ウーラの挑発で竜舞が止められてしまったのも痛かった。もっとドラパルト大切にすべきだったなあ…

くみひもさんはツイッター凍結後ひっそりと復活していたらしい(失礼ながら知らなかった)これを機にフォローしました。

 

5回戦 Comproさん ○

面識のない(と思っていた)方だった。実際はポケソルさんの大会で運営をなさっていた方で、直接の関わりはないものの面識はありました。スミマセン…

相手はhuyunoさんのサンダーザシアンで、この構築の狙い通りのプランが決まって勝ち。さすがの安心感。

ポケソルさんの主催したポケサー大会、マジで出たかった。予選やり直してもいいのでよろしくお願いします。ポケソル運営の方とお話した事はなかったので、こういった形でも関わりを作れてとても嬉しかった。

 

6回戦 ルーシィウォリックさん ○

3-2同士で予選抜けを賭けた1戦、相手はランクマで度々当たって勝ち負けを繰り返しているルーシィさん。個人的にこのオフで最も会いたかった内の一人でもあり、声をかけようかな…と迷っていたらなんと当たってしまった。不安半分楽しさ半分で試合に臨む。

相手はゼルネアス構築。ダイマックスありなら流石にネクロが有利なので、以下に相手のウーラオスとサンダーをいなすかが問題だった。

蜻蛉返りや欠伸でお互い手の内を探り合う。この駆け引きが最高に楽しかった。カバの吹き飛ばしを確認し怠けるがなさそうだと判断した。そうなるとカバルドンはいつか必ず倒せるので、相手のカバを倒す→こちらのカバであくび怠けるループに入れる プランを想定。悪ウーラのスカーフも確認しているので、悪ウーラの前で怠ける→裏に欠伸 を徹底すればカバを倒している分のTODでも勝てる。故に相手はサンダーを寝かせてこちらのカバを突破せざるを得ず、これを起点にネクロで竜舞して勝ち。

試合前、試合中、そして感想戦までめちゃくちゃ楽しかったです。お互い「それキツイなあ〜」「それわかるなあ〜」の繰り返しでした。個人的なベストバウト。

 

なんと4-2でトナメ抜けてしまった。オーガに当たらなかった幸運もあるが勝ち試合全てネクロだったので、やはりネクロを握ってよかった。

 

決勝トーナメント 1回戦 やどりぎさん ×

相手はTODジガルデ。僕がめちゃくちゃだったので試合内容があまり良くなかったが、守る択合わせられてメテオドライブ全部枯らされてしまって1-2負け。

冷静に考えれば、身代わりジガルデをすり抜けドラパで殴ればTOD有利に持ち込めたはずだった。しかし今までのネクロの活躍と、毎試合ネクロで勝てそうな雰囲気があったこととで判断が鈍かった。勝ちたかったなあ…

 

ひたすら相手が強かったです。お見事でした。

 

決勝トーナメントは配信されていたがどれも本当にアツい試合ばかりで、これを生で観られてよかった。個人的には倉本蘭さんの捲り上手さに感激してました。

あとクリフとくん、Uruさん、スポンジさんなどツイッターでフォローしている方々とお話できたのが嬉しかった。クリフとくん、オタクのくせにバリ爽やかでちょっと腹立った(?)

決勝で零度が当たったときは思わず叫んでしまった。あの興奮を会場の人たちと共有できたのは本当に良い経験だった。ありがとうございました。

 

オフの解散後は東大ポケサーの後輩二人とご飯を食べに行きました。これも非常に楽しかった。初対面、しかも相手が何個上かよくわからん先輩の割に後輩二人がめちゃくちゃ気さくに喋ってくれてこっちも喋りやすかった。ユリアは一週間だけでも京ポケに体験入部してほしい。わるサンはツイッターと現実の話し方・内容にほぼ差がなくてホンマに悪いやつだった。(面白かった)

 

 

日曜日は東京を散歩しながら関西ポケサーのオンライン大会に出てました(?)歩きSwitchまでして大会参加したのにチームの勝利に一度も貢献できなくてマジ悲しかった。

萎えすぎて、その後友人とご飯食べてるときずっとポケモンの反省が頭を渦巻いてた。友人、スマン。

 

…総括すると最高の東京旅行、最高のオフ会でした。次にオフに参加できるのはいつになるか分かりませんが、また必ず参加したいと思います。

運営のたかきおすさんをはじめ、関係者各位本当にありがとうございました。

 

 

 

P.S. 授業のために月曜に帰宅したはずが、朝6時に自宅に着いてから12時間気絶しました。

 

S23反省


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TN:Sky Striker 最終466位

【構築経緯】

ザシアンに五分をとれ、他の禁伝におおよそ殴り負けないザシアンを軸に構築を考え始めた。ザシアン軸は相手の構築に用意されているザシアン対策をどう掻い潜るかが鍵となる。ザシアン対策は大きく分けて、

①堪える静電気サンダー、化身ボルトなど後出しからザシアンを状態異常で止めるポケモンを用意する

②襷や耐性、素早さでザシアンへの行動保証を持たせたポケモンで対面突破

③天然ヌオーなどのザシアンに後出しから勝てるポケモンを用意する

この3通りであると考えた。①は、これを行ってくるポケモンが構築(および選出)に一匹しかおらず、さらにザシアンと相討ちになることが多いので、こちらのザシアンでそれらを崩したあとにメタモンで相手のザシアン(および禁伝)をコピーすることで全抜きを図れると踏んだ。

②はこちらも対面性能の高いポケモンを用意することでザシアンへの行動保証を奪うか、ザシアンで相打ちを取らせて裏を通すことにした。

③は崩し枠を用意したいところだが、構築に採用できるポケモンの数を考えて②用ポケモンに崩しの要素を入れることで解決することにした。

 

ここまででメタモンザシアンまでは確定していて残り4匹を考える。

まず最も多くマッチングするであろうザシアン軸への選出を想定する。メタモンを出す場合が多くなると予想されるので一匹で性能が完結しているポケモンを探す。(例えばカプ・レヒレは火力が低くサイクルの中でしか真価を発揮しないので今回は該当しない)また、メタモン対策が明白な構築相手にはメタモンを投げられないので、メタモン無しの対ザシアン選出も行えなくてはならない。

以上を満たすザシアンの相方として、ザシアンを止めてくるサンダー、ランドロスなどに強く出られて(①)先制技でザシアンの補助ができる(②)マンムーに注目した。マンムーは③のために珠を持って氷柱落としで怯ませることで破壊力を高めてもらうことにした。

そうするとマンムーはザシアンに無力になってしまうので、マンムーとザシアンを補助しながら自らも破壊に参画できるポケモンがほしい。そういった気持ちから、ザシアン及び様々な襷枠に後投げして電磁波のできる(②)化身ボルトロスを採用した。化身ボルトロスはジャポの実を持たせ、エースバーンやガブリアスの襷を後投げのみで剥がせる他、相手のマンムーに対面から勝てるようにした。また悪巧みを搭載することでホウオウヌオー@1などを破壊(③)できる工夫も施した。

今、メタモンザシアン化身ボルトマンムーまでが決まった。この4匹ではオーガと黒バドに手も足も出ないので、補完はこの二匹に出せるポケモンを選ぶ必要がある。黒バドとオーガ両方に対面から勝てる上で、これらのポケモンの取り巻きが得意とするサイクルを否定できるポケモンであることが望ましいが、苦肉の策でADチョッキウオノラゴンとエッジ持ち襷悪ウーラオスになった。

エラがみは安易なサイクルを許さない火力を持つし、悪ウーラオスはサンダー後投げに対してエッジを撃つことで襷を残したまま突破できる。この二匹は③を満たす火力を出せないため、この二匹を出さざるを得ない場合に突破できないポケモンが存在し、これが構築の弱さに繋がっている。しかし黒バドとオーガに勝つ上で欠かせないポケモンであったため渋々採用している。

 

【個体解説】

メタモン@こだわりスカーフ 変わり者

へんしん

H252(DL調整やS下降補正はサボった)

構築の軸のはずだったがあまり投げなかった。というのも、ザシアン対策は見た目からもわかりやすく、そういった構築には出せない上に対策枠を選出させてボルトザシアンマンムーで崩す方が強かったからだ。それに加え、この構築にはステロの類がないので黒バドのタスキを剥がせずメタモンで詰めにくい。結果、相手に対策枠の選出を強いて選出パワーを落とさせる役割となってしまった。

それでもザシアン対策の薄そうな構築にはeasy winできるし、いわゆる雑魚狩りには非常に適していた。

 

ボルトロス@ジャポのみ 悪戯心

ボルトチェンジ/草結び/電磁波/悪巧み

H132-B252-C108-D4-S12

171-x-134↑-159-101-133(ずぶといB↑A↓)

調整:

HB…特化マンムーの氷柱落とし確定耐え、特化剣の王ザシアンの+1じゃれつく確定耐え

C…+2ボルトチェンジでH252-D4ドヒドイデを高乱数(93.8%)一発

S…準速マンムー抜き

(控えめHBだとマンムーの氷柱が12.5%の乱数になってしまうので図太いBC)

 

 

対面性能に比重を置いた化身ボルトロス

ジャポの実があらゆる襷を剥がし、マンムーを対面突破する。また、相手の確定耐え調整をズラすのにも使え、特に霊獣ランドロスにジャポのダメージを入れてザシアンの一貫を作る動きはよくやった。

当初HB挑発だったが相手の攻撃をHP20-30残して耐えたのに次の先制技を耐えないことが多く、打点の乏しさから置物になることも多かった。また挑発は読まれて裏に引かれると1ターン損してしまう。そこで、過剰な耐久を削り挑発を諦めC振り悪巧みをして全部破壊してもらうことにした。結果イベルドヒドヌオーを完膚なきまでに破壊したり、サンダーを大きく削ったり大活躍だった。悪巧みは相手のボルトチェンジ読み(例:ドヒドイデが対面でボルトチェンジに合わせて自己再生を押し有利対面を作ろうとする動き)を咎めてとんでもないことを巻き起こす。

C振り+ジャポが絶妙にすべてを破壊した。C無振り巧み草結びでトリトドンが落ちなかったときは顎がはずれるかと思ったがC振りによってそんな悲劇はなくなった。C無振りゴツメ時代にぎりぎり足りなくて負ける試合が多かったのでC振りジャポがちょうど全てを倒してくれてよかった。グラードンなどは構築単位で本当にダメな部類だが草結び2回とジャポでだいたい倒せた。

ジャポは地味にヌケニンの処理ルートでもあったし、エースバーンなど本来ゴツメでは削り得ない襷を削れたり優秀なアイテムだった。

 

 

ウオノラゴン@突撃チョッキ 頑丈顎

エラがみ/噛み砕く/流星群/サイコファング

H188-A252-B4-D20-S44

189-156↑-121-81-103-101(意地っ張りA↑C↓)

調整:

A…特化しないと倒せない相手が多すぎるので特化

S…麻痺したムゲンダイナ抜き、無振りバルジーナ抜き

耐久…余りを耐久指数最大

(目安:ステロ+黒バドの眼鏡アストラルビット耐え)

 

オーガに後投げでき、黒バドを取り巻きごと倒せるポケモンとして採用。水ウーラの鉢巻インファイトを耐えながら下からのサイコファングで倒せる他、黒バドに確実に削りを入れられる。

技構成は打点のエラがみ、黒バドへの遂行として噛み砕く、ミラーやゴツメ対策の流星群、ウーラやエースバーン、ダイナに撃つサイコファング。黒バドやオーガの取り巻きに打点を持てるような構成。

当初は火力をやや落として、襷黒バドのアストラルビットを2耐え(=対面突破)できるようにしていたが、ステロなどでその調整が崩されてしまうことと火力のなさが負けに直結する試合が多かったことから火力に特化させた。カイオーガに強いのは良かったが黒バドのストッパー足り得ないのがめちゃくちゃ弱かった。チョッキを持たないと眼鏡オーガに負け、A振りチョッキだと黒バドが怪しく、HDチョッキだとその他のポケモンに勝てず、なかなか良い調整をつくれなかった。構築単位で鬼火が一貫してしまうし、この枠はチョッキアシレーヌなどのほうが強かったかもしれない。

 

マンムー@命の珠 厚い脂肪

氷柱落とし/地震/馬鹿力/氷の礫

A252-D116-S140

185-200↑-100-x-95-118(意地っ張りA↑C↓)

調整:

A…崩すためには足りていないので特化

S…同速に巻き込まれない範囲でサンダーより遅い

D…余り ダイナに勝ってほしいのでD振り、これにより珠ダメ+珠ダイマックス砲などを耐える

 

いわゆる崩し枠で、ダイナ、ドヒド、サンダーなどの突破手段。具体的にはダイナ軸のテッカグヤを怯ませて突破する。実際に怯ませたことは少なかったがヘビボンも地震もそこまで痛くないので対面突破してくれる試合は多かった。

裏にもちゃんと負担をかけないと崩しではなく、その意味で技の一貫を作りやすいマンムーは良い崩しであった。しかし技威力そのものが低いため火力はウーラトス程度なので、珠を持ってもHBドヒドイデを一撃では倒せないなど微妙に足りない場面が目立った。

ザシアン引きを許さないサンダー崩しであり、ザシアンを麻痺させたときに一貫を取りやすいのでザシアン軸にもよく投げた。サンダーマンムー対面ではこちらの珠が割れたあと氷技にザシアンを受けだされるリスクがあるため、下から地震でサンダーの羽休めとザシアン引きを咎められるようサンダーより遅くした。元々AD振り切りだったが麻痺したザシアンや無振りウインディ、遅いレヒレスイクンを抜かないと崩せない場面が頻発したのでSに多めに振った。これでも最低限ダイナと戦えるDを確保できたので調整は合っていた。

馬鹿力は呼ぶポリナットを崩すために入れた。ヌケニンが鬱陶しかったのとウルガモスヒートロトムがやや重かったのとで岩技も入れたかったが、ポリナットで止まってしまっては本来の役割を果たせないので渋々馬鹿力。地味に浮いている相手への安定打点。

礫+ジャポで相手のザシアンをこちらのザシアンの圏内に入れたりできて構築にはこの型がベストだった。実際よく活躍してくれた。

 

ウーラオス(一撃)@気合の襷 不可視の拳

暗黒強打/インファイト/不意打ち/ストーンエッジ

A252-D4-S252

175-200-120-x-81-149

調整:

A…日ネクを倒すために特化

S…できるだけオーガを抜きたかったのでぶっぱ

 

オーガ、黒バド、日ネク対策で最も汎用性が高かった。ストーンエッジによって出来るだけゴツメに触らない工夫ができる。例えば悪ウーラのミラー対面、お互いインファイトが安定なのでゴツメサンダーが裏にいる場合はサンダー引きが安定となる。したがってこちらはストーンエッジが安定で、もし相手のウーラが突っ張ってきたときは襷だと予想されるので襷を剥がしてザシアンに繋げられるという意味ではエッジでもインファでも大差がない。

こいつも日ネクなどを崩すためにA特化しないとネクロの裏のレヒレに集中をかけられない。ガブやヒヒダルマなどザシアン軸で重くなりがちなポケモンに対する明確な回答でありながら重い禁止伝説に対面勝てる優秀な補完枠だった。またストーンエッジがないと原種ファイヤーやホウオウを突破できないのでその意味でもウーラオスおよびストーンエッジは重宝した。

ウーラオスは禁伝以外に対面負けることが少ない。そこでメタモン対策の薄いザシアン軸にはまずウーラを投げ、ザシアンに突破させてメタモンでコピーして全抜きを図ることが出来た。クレセリアの後出しも許さず、対策枠を割いていない微妙なポケモンを全部一網打尽にしてくれた。

 

ザシアン@朽ちた剣 不撓の剣

きょじゅうざん/じゃれつく/剣舞/インファイト

H140-A252-S116

185-244-135-x-135-183

調整:

HB…ザシアンの巨獣斬確定耐え

A…日ネクを剣舞剣舞インファで飛ばすために特化

S…準速ダイナ抜き

 

ちょっと速いHAザシアン。どの禁伝にも強く出られるような調整。ザシアンはHに振るのと振らないのでは大きくサイクル性能が変わる上、過剰にSに振っても高々5割の同速勝負になってしまうので耐久振り、Aは日ネクやミラー意識で特化。かなりのザシアンに上を取られたので、いっそもう少し硬くしてもいいかもしれない。

技構成はミラー打点のきょじゅうざん、サンダーや水タイプなどへの汎用打点となるじゃれつく、日ネクを崩す剣舞インファ。ワイルドボルトを構築単位で切っている立ち回り・選出を多々されたが日ネクに勝つためにはこの構成しかなかった。ワイルドボルトは反動が痛くて耐久調整も崩れてしまう。

 

 

 

 

 

【選出】初手のポケモンが一番左、

ザシアン…

ボルトマンムーザシアン、ボルトザシアンメタモン

ダイナ…ボルトザシアンマンムー

黒バド…ノラゴンウーラザシアン

オーガ…ウーラノラゴンザシアン

ゼルネ…ザシアンボルトメタモン

日ネク…ザシアンウーラマンムー

イベル…マンムーボルトザシアン

その他…ウーラザシアン@1

 

【弱い点】

全員が一度だけサイクルできる程度の耐久なので初手の出し負けによるアドバンテージ差を埋めがたい

物理偏重につき鬼火が一貫しやすい

フェアリーに対面から勝てるのがザシアンしかいない

よくあるポケモンで構成されているがゆえに過剰な読みを(初手からも)通される

 

【反省】

広く対応できるようにポケモンを選んだ結果よくある並びになってしまい、対戦相手に選出の予測やプレイの読みを通されてしまった。したがってこちらも毎試合読まなくてはならず、そうすると毎回択になるので勝率が安定しなかった。プレイングを全て当てれば全てに勝てると言えば聞こえはいいが、逆にプレイを全て当てなくてはならない。プレイの少しのミスも許されない構築になってしまった。いわゆる「構築は強かったが俺が弱かった」状態だが、俺(プレイング)が弱くて負けるような構築はそもそも強くない。構築段階である程度読まなくても勝てるように組むべきだ。それにしても最終日はそこそこ勝てていたので、もっと練習すればもっと勝てていたかもしれない。

最終日の時間の使い方も悪かった。4桁のロムを救おうとして悪戦苦闘した結果救えず、1900のロムを触り始めたのが午前三時だった。ここで一気に駆け上がって200位台にはあがれたものの、氷の牙一発氷負けで負けて萎えてしまったところから立ち直れず大連敗して復帰できなくなった。ここで心が折れて潜る気力を失ってしまった。早めにレートの高いロムを触れていれば休憩して立ち直る時間を取れたが遅すぎた。

 

自分一人で構築を組むことに限界を感じた。他人の意見を取り入れないと見えない何かがあるように思えた。今月はかなりポケモンに時間を割いたしこれ以上の構築は今の所思いつかないが、その自分の最大値が択依存の構築なので、これよりも安定して勝つためには自分一人では莫大な時間がかかってしまうと感じたので、次に真剣に潜るときは同じ軸を使う人を探して相談しながらやろうと思う。

 

 

意地HASザシアン

ザシアン@くちたけん ふとうのけん

H124-A252-B4-D4-S124

183-244-136-x-136-184

きょじゅうざん/じゃれ/剣舞/インファ

 

耐久:

けんのおうザシアン(以下ザシアンと呼ぶ、Aランクは+1として扱う)の特化巨獣斬 153-181(確定耐え)

特化ザシアンの巨獣斬+石火 3割で耐える

 

火力:

HB特化サンダーに対し巨獣斬+じゃれで97%の高乱数で倒せる(A実数値242だと91%)

 

素早さ:

モヤシールドのムゲンダイナ(S183)抜き

 

解説

ザシアンの性能を最も引き出せる調整を考えたい。

ザシアンはHに振るのと振らないのとで耐える攻撃のラインが大きく変わる(経験則)のでHに振りたい。A特化で有象無象を破壊できる他、A+5特化インファでHB日ネクを高乱数で倒せる、剣舞でサンダーに誤魔化されないなど役割破壊まで行えるのでA特化剣舞したい。

ここでHAに寄せていくのがザシアンとして強そうだ、と判ったがSをどうするかだ。Sに振らずHBに寄せてありとあらゆる攻撃を耐えられるヤシアンも悪くないが、ゴツメ2回で削って裏の圏内に入れる動きは立ち回りで実現されやすく、また相手のザシアンより遅い前提の動きが窮屈なこともある。また、スタンダードなダイナに上を取られるのも不愉快だ。そこで耐久を最低限にし、Sに大きく振ることを考えてみる。相手の巨獣斬を確定で耐えるギリギリのラインにすれば、自分より速いザシアンは耐久が足りず返しの特化巨獣斬で泡を吹き、遅いザシアン相手はこちらが上から2発でしばける。HSには対面負けるが全ザシアンミラーを制覇できるのは本当にHS程度であり、その場合無駄に早いSを持て余して火力のなさに嘆き悲しむこととなる。

そうして耐久を特化巨獣斬確定耐え、A特化にしてみたらSが準速ダイナをいい感じに抜いていた。これ、汎用性あるのに速くて硬くて強くね?

 

前述の通りA振りザシアンに対面勝てる。

巨獣斬を確定で耐える最低ラインの耐久であるから、上から特化レベルの巨獣斬を打たれればそのSに割いている分HPが足りていないので返しの巨獣斬で倒す可能性があり、逆にこちらの巨獣斬を耐える個体に対しては上が取れる予定。火力を落としてHSに大きく割いている型には普通に上から2回殴られるので勝てない。

電光石火を採用すれば相手の石火を考慮しても同じ議論ができるため対ザシアン性能がより上がるが、石火搭載のザシアンも少なく裏のゴツメで削る/削られることを考えれば現環境(S23)ではやや意味合いが薄い。

 

技構成について、ミラーを意識しているのでミラー最大打点(兼汎用効果力命中安定打点)の巨獣斬と技範囲が広く刺さりやすいじゃれつくは確定。(じゃれつくは別に抜いてもいいかもしれないが、じゃれ抜いてみるとガマゲロゲや水ウーラオスなどに物凄い不愉快な思いをするので入れるのを推奨。)

今回は特化剣舞インファで日ネクを破壊したいので剣舞インファとした。ワイルドボルトは、ワイボを切って立ち回ってくる相手を簡単に倒せたりするが剣舞インファ程汎用的に強くはないと感じている。インファは命中安定、ポリ2ナットの破壊、また自らの耐久を下げてからメタモンにコピーさせるなど使い道は広い。でもドヒドや原種ファイヤーを後投げされるたびにストレスが溜まる。

 

努力値配分について、Hが偶数だとゴツメ堪える怒りレヒレに破壊されるので非推奨、したがって特化巨獣斬最高乱数ダメージの181より大きい最小の奇数として183、努力値で124。Aは、11nの242で妥協すると対サンダー、対日ネクの乱数がかなり動くので特化A252が望ましい。

そうすると余りの努力値は508-124-252で132,全部Sに振ると185だがここで同速は発生しなさそうなので努力値8を削る。これをB4D4と振るとかなり硬くなる。実数値135→136はかなり大きく乱数が動くらしく、ザシアンの特化巨獣斬のダメージが1減る。じゃあザシアンのHP181でもええやんけになるが、先の議論よりこの努力値16はAにもSにも振る必要がなく、総合耐久を考えたらHPは多いほうが良いので結局H124-A252-B4-D4-S124が最も良さそう。

 

 

 

 

構築案(ポケカ)(三神軸)

上から順に強そうだと思ってる

 

三神ザシアンスイクンwithoutガラルファイヤー+メロン

シンプルに2エネで殴れるアタッカーが強いし、メロンつけかえ手貼りで後1追加オルターが狙える(机上論)

悪エネが様々な場面で邪魔だからガラルファイヤーの評価が低い やるなら鋼エネをごく少なくしたい

 

三神ガラルファイヤー+キバナ+うねりの扇

オルターの返しに三神か何かを取らせてからキバナでうねり持ってきてミュウVMAXを倒す。キバナが手札にあれば強そう

 

ザシアン+ダンデ+くちたけん

オルター後にミュウVMAXを一発で倒せるが要求高いし息切れしそうで弱そう

 

構築記事あるある 強い人、重いポケモンごまかしがち


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↑これはゴマ菓子

 

ポケモンにおける「ごまかし」を言語化するのは難しい、というツイートを見て少し考えてみた。

確かにごまかすという言葉は曖昧だ。そこで「ごまかし」の余事象を考えてみる。つまり世界を「ごまかし」「ごまかしでない(ごまかしの対義語)」に二分し、後者の方を解析してみるのだ。曖昧なやつの余事象、わかりやすがち

ごまかさないとは何か。これは単純に安定して処理できているか、もしくは確実に負けているかだ。したがって毎試合再現性のある出来事が「ごまかしでない」事象となる。これはポケモンで具体的に考えれば、後出しから処理できる・読みを介さない安定行動だけで勝てる・どう抗っても大抵負ける、だろう。単体レベルでは、例えばHBムゲンダイナは悪ウーラオスを「ごまかさず」処理できる。鉢巻なら上から身代わり再生でPPを枯らし、挑発持ちは上から2回殴り、それ以外なら受かっている。また、気合溜めのないザシアンはヌオーを「ごまかす」ことはできない。じゃれつく急所以外でヌオーを突破する術がないので、交換読みを合わせても勝てない。したがってごまかす、ごまかさないの話にすらならない。

この余事象がすなわちごまかすだ。対面からなら勝てる、読みを一回(または複数回)通せば勝てる、複数匹のポケモンを並べて一匹を処理する、追加効果の試行回数を稼いで確率に祈る。このへんがごまかしになるだろうか。私はマンムーカバルドン+ザシアンで「ごまかし」ている。マンムー初手を読んでオボンカバルドンを投げ、氷柱落としを一発耐えてあくびからステルスロックすることでマンムーが寝るかステロを踏むかの二択を迫り、どちらにしても裏のザシアンでマンムーに勝てる算段となる。カバルドンがめちゃくちゃ削られる上に氷柱で怯むので安定した処理とは言えないが、普通に戦ったらボコボコにされる重いポケモンを最小限の被害で処理している。他にも、小さくなるラッキーで挑発をかわしてゴチルゼルをごまかすこともあるだろう。前述のザシアンヌオーであればステロやまきびしを踏ませた上で交代読みのじゃれつくを当ててごまかすことになる。ザシアンをコピーしたメタモンに静電気サンダーを投げ、静電気お祈りするのもごまかしだろう。初手ガラルヒヒダルマにサンダーを合わせ、氷柱落とし読みでザシアンに引いて処理するのもごまかしだろう。どれも運や相手の行動次第で崩れてしまう不安定な処理だが、読みの精度や立ち回り方次第で勝率を上げる行動であることに間違いはない。

 

ここでは「ごまかす」は読みないし立ち回りで本来安定し得ない処理をすることだ、と結論付けておく。強いプレイヤーがごまかしを多用するのではなく、ごまかせるからこそ順位が上がっていくのだ。

 

構築案

剣舞HBザシアン+レヒレ(クレセ)

ザシアンを使う上で避けられない静電気、炎の体をミストフィールドまたは三日月の舞でケアしようという構え ザシアンはゴツメ+無振りランドの地震耐え

フィールド下でザシアンはサンダーを起点にできるので、剣舞からサンダーを崩して裏を通す 裏はゴツメサンダー?レヒレの怒りorメガネ波乗り+こらえるゴツメでザシアンを倒せる ゴツメランドはレヒレ投げでなんとかする

クレセを裏に置く場合、サンダーは剣舞から崩したあとクレセで蘇生させる ゴツメランドはきょじゅうざんの後剣舞地震ならクレセ引きから蘇生して蜻蛉なら裏ごと破壊

 

②最速珠毒々ダイナ+みがちいラッキー@1

ダイナが殴って破壊するかラッキーで破壊する。ダイナが苦手なオーガ、ゼルネあたりをラッキーがなんとかしてくれるはず

黒バドには毒を入れてラッキーで再生し続けるつもりだが眼鏡ショックがラッキーを確定2発にとっているので裏にバルジーナなどが必要だろう またザシアン軸にラッキー投げる意義が薄いこともあるので、ザシアンに投げられるポケモンを複数用意して、ムゲンダイナ以外の選出を

ザシアン…強そうなやつ@2

ダイナ、オーガ、イベル…ラッキー@1

黒バド…バルジーナ@1

このくらいでまとめたい やっていることは対面的だが、見た目もできるだけ受けサイクルに寄せたい