ラティクチを諦めるな

れみ(@lemi_irym)の構築記事、随筆、草案など

S15反省

出来る限りの努力をしたつもりだったが最高レート1900にも到達できない、7世代含め今までポケモンをやっていた中で(ポケモンを始めたシーズンを除き)最悪の結果だった。別に潜らなかったから、考えてなかったから負けたという訳ではなく、自分の中では指折りに考え戦ったシーズンであっただけに虚しさが大きい。

頑張った上で勝てなかったということは努力の仕方が間違っていたということであり、これは今後上位を目指す上で繰り返してはならない。そこで本記事にS15での思考や施行の過程を残し、今後の努力の方向性を正すヒントにしたいと思う。

 

まずシーズン序盤は色々な禁止伝説を使ってみることから始めた。育成リソースや構築を作る思考リソースの都合で、試せたのはカイオーガ、ザシアン、ダイナ、イベル、黒バド、日食ネクロズマ

どれも一定の強さを確認できたが、明確な不利対面から試合をひっくり返される事が多く手に馴染むポケモンはいなかった。

また、禁止伝説枠に囚われてはいけないと思い、禁止伝説のいない(禁止伝説を無理に採用しない)構築も試した。結局構築パワーが低くなってしまい、禁止伝説は多少歪んでいても採用したほうが良いという結論になった。

試した禁止伝説の中でもダイマを使わず仕事のできるザシアンと日食ネクロズマに注目し、この2匹を構築に自然に採用することを画策した。

まず日食ネクロズマ。優秀なタイプとメタモン耐性から、壁からの竜舞眠るで相手を制圧する壁展開を考えた。結果、足りない技範囲が災いして勝てない相手が多すぎたのと、回復技が眠るのせいでメタモンにあまり勝てなかったのとで断念した。

次に、壁展開の詰め役で優秀だった自信過剰珠マンダを続投し、ステロ+マンダ+ザシアンの対面構築を組んだ。これもメタモンヌオー以外にはよく勝てたがその2匹のうちどちらか一匹でもいたらほぼ負けていた点、襷カウンターなどで容易に処理されてしまう点、サンダーが重い点等問題だらけだった。

 

 

全体的に「(鎧上位禁止環境のように)機械的に勝つ」ことを目的としすぎて、ポケモンバトルを疎かにしていたことが敗因だと分析される。そもそも機械的なパチンコで勝つのって一年前の自分が最も忌み嫌っていたことであって、今更そんなところで躓いてしまった。構築で勝っている、というのは機械的に固定された選出・立ち回りで勝っているのみならず、環境に多い構築に対し安定した解答が用意されていることである。機械的なのは十分条件だ。現に僕が今期作った構築はすべて、勝てる相手に過剰に勝っていたが勝てない相手への勝率が極端に低かった。

 

思考や立ち回りを省略した勝ちを求めすぎて訳のわからないことになっていたのだろう。選出択当てて相手の行動読んでゲームプラン立てて…などポケモンバトルの基礎を完全に無視した試みをしてしまっていた。今後ランクバトルに真剣に取り組むのであれば、より柔軟な構築で真摯にポケモンバトルと向き合いたい。