ラティクチを諦めるな

れみ(@lemi_irym)の構築記事、随筆、草案など

S14反省

使ってた構築

シングルバトル 最終672位


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↑サムネ用 カビゴンとバチンウニ

 

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S14は(潜りながらうすうす感じ、記事を読んで確信したことだが)前のめりで殴っていくのが強い環境だった。サンダーが耐久寄りになって中途半端な受け攻めのような構築が増えたS13の各構築に対し、エースバーンを筆頭とする高速高火力が非常に刺さっていた。S13にエースバーンが減ったことに伴い、それらに強いポケモン(カバルドンのような数値による物理受け)が環境から数を減らしていたことも大きいだろう。したがって、S14で勝てていた構築は

・エースバーンなど殴る寄りの構築

・殴る寄りのポケモンに強い数値受けを取り入れた構築

大きくはこの二種類だった。ドサイドンは自らも殴れ、数値受けの側面もあるので今環境で最も強かったポケモンとも言える。

僕はそのへんを理解せずにS13と同じことをしたので失敗した。対面寄りの攻めをしなければならないところを、S13と同じくサイクル寄りの攻めだったので弱かった。また、対面寄りの攻めが強いと感じながらも構築にまとめきれず、惰性で前期とほぼ同じ構築を使ったのも良くなかった。

良かったところは逆にそのへんに薄々ではあるが気付けたところだろうか。この考察を構築の形に出来ていればもう少し勝てていたのであろう。「最終日に降ってきた構築で勝ち抜いた」強者はおそらくこのへんの環境理解を構築に手早く落とし込むのが上手いんだろうなと思った。僕はその適応が遅かった。

ガブリアスの投入は間違っていなかった。対面寄りの駒で、サンダーに弱くなく、サンダーラオスサイクルで厳しい並びを剣舞から崩せる。ただこのポケモンを使うにあたっての理解度が全く足りていなかった。ガブをみたサンダーは思ったよりダイマックスを切ってきたし、ポリゴン2で受けられると思っている層も多かった。このへんを理解して剣舞やらなんやらの(有利な)択を合わせられればもっと勝てたはずで、練習不足もとい自分の適応の遅さを痛感した。

結局、やはり構築が悪かったの一点に尽きる。ガブ採用は合っていたがカバルドンを抜くのは間違っていて、そうなると取り巻きももっと違ったほうが良かった。おそらくサンダーとラッキーが違った。この二匹はほぼ構築コンセプトなので、この二匹が違うということは構築選択がそもそも間違っていたことを意味する。最終日に降ってきたアイデアを形にできる力が欲しかった。環境とそれに強いポケモンに気づいてはいたんだよ。形に出来なかった。

 

ダブルバトル


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ダブル自体はS1から少しずつやっていて、今シーズン初めて本格的に対戦数を重ねた。結果は最終レート1820/214位で、ダブルのランクバトルにしては微妙な結果で終わった。

反省としては勝ち筋を意識できないままにポケモンの強さに頼ったむやみなサイクルを回しがちだったこと、落ち着いて考えればわかるような間違い(相手の裏にレヒレがいるのに唯一の抵抗手段であるレジエレキを切ってしまうなど)を繰り返してしまったことだろうか。どちらも経験不足から来ると言えばそうだが、それはすなわち練習で解決できることであり、ひとえに実力が足りていなかった。逆に言えば練習が足りればもう少し勝てそうな雰囲気があったので、次にちゃんとダブルをやるときはしっかり練習したい。

構築について言えば、Resu氏のレイスキッスを参考に調整やらを少しだけいじった。ほぼ変えてない。H4-B4-C252-D4-S244みたいな端数を細かく振った振り方をH4-C252-S252にぶっぱにしたり、あとはレジエレキを眼鏡から磁石にして守るを入れた。レジエレキの守るは強い。エレキボールはボルトチェンジで良かった(磁石エレキボール程度では何も落ちないし、ポリ2サマヨを落とそうとするときは集中をかけて過剰に殴るので10万で良かった)。レイスは化身トルネボルトやメタグロス等役割対象にだけ投げてあとはランドエレキウーラガエンでTier1サイクルを回してた。レジエレキのダイサンダーは強い。サポート重視のこのガエンをこんなにダイマックスさせたのは僕くらいだろうな…

レジエレキゴリラ対面ダイサンダーすると次のグラスラが先制で飛んでこなくて助かる。オーロンゲ壁展開はキッスでひたすら急所お祈り。バナコーはランドガエン並べてバナに猫ジェットすると眠り粉でもダイマックスでも対応できる。催眠術はかわす。カグヤ等ダイジェッター相手はレイスでアタック連打して裏のエレキを通す。けっこう色んな学びがあったがルール変わるのでパア。悲しいね。勉強し直します。

 

 

 

あとは、ポケモンのランクバトルに挑む以上こんなことは言いたくなかったが、今期は本当に運が悪かった。当てたら勝ちの盤面において電磁波暴風スケイルショットを本当に本当に外しまくったし、相手からの追加効果有効急所高乱数は引きまくって負けに直結したし、そんなことが最終日3日前からずっと続いた。いままで運が良かった自負はあるのでしわ寄せが来たのだろうが、とにかくS14は運が悪かった。ケアできる範囲のものは少なかったので仕方ないことだが、悲しい。

本当に余計な話をすると、僕は実力勝負の只中に潜む運負け運勝ちが好きでポケモンやその他カードゲームをやっている節があり、むしろそれら運要素がないなら面白くないし運が無いと勝てないとすら思っているので、「ポケモンに急所がなければもっと良いゲームなのに!」などと(冗談であれ)仰るポケ勢の方がそこそこいることに驚きを隠しえない。運が悪くなければ勝てる自信があるなら将棋などをやるとイキれると思います。運勝ち運負けこそ楽しけり。

 

 

 

最終日について言えば、シングルダブルどちらもプレイングが最悪だった。感覚的に勝ってる試合(経験則から、いままでのプレイだったら勝ってるだろう試合)をめちゃくちゃ落としたし考えたらわかるようなミスを連発した。頭も回っていなかったし選出もミスりまくった。感覚が研ぎ澄まされていなかった。勝てる気せずに潜ってたし。最終日直前まで忙しかったとはいえ酷い有様で、2月3月はそんなに忙しくないだろうから集中してポケモンしたい。

あと、生活リズムやら運動習慣やらがボロボロで、身体も複雑な思考を行える状態ではなかった。やはりきちんと頭を回し複雑な思考に耐えるには健康な身体が大切だ。