初めまして。れみと申します。
雪原環境初シーズンでレート2057、最終143位を達成したので使っていた構築の概要を記します。
使ってた並びはこれです。
TN Cure◆Felice
最終143位
【構築経緯】
耐性が優秀で相手の攻撃を一発は耐えられる耐久振りサンダーを初手に置き、ボルトチェンジから展開することを考えた。
このとき選出はサンダー+2体となるので、受け2体と攻め2体を入れて受けプランと攻めプランの2つを取れるようにした。
受け2体としては最も信頼しているカバラッキー、攻め2体としてはサンダーの苦手な相手に強い水ウーラオス、高速で一貫の取りやすいドラパルトを採用した。
最後に補完として、ここまでで重いドラパルト、フェローチェ、ウーラオスあたりへの牽制になり、ラッキーと受けの相性が良いカプ・レヒレを採用して構築とした。
【個別紹介】
カバルドン@アッキのみ すなおこし
じしん/こおりのキバ/ヘビーボンバー/なまける
215-132-187-*-92-68 (わんぱくB↑C↓)
H252-B252-S4
物理受け。アッキを持たせることで後出し性能を高めた。とんぼ返りで持ち物剥がされるのはご愛嬌。
努力値は物理に受け出せるようHB特化、カバの上を取りたい場面が何度かあったのであまり4はSへ。
技構成はダイアースであり有象無象への打点となる地震、HP管理の怠けるは確定。ラッキーのステロと相性の良いあくびを採用したかったが、ラム剣舞ランドをはじめとする氷4倍積みエースに刺さるこおりのキバ、ミミッキュを後出しからダイスチルで処理できるヘビーボンバーを外せなかった。
ラッキー@しんかのきせき しぜんかいふく
タマゴうみ/でんじは/ステルスロック/ちきゅうなげ
333-25-57-*-137-95(しんちょうD↑C↓)
H60-B252-S196
特殊受け。ステロ電磁波をするため、また不意の物理攻撃を一発受けながら仕事をするためにハピナスではなくラッキー。
A個体値0下降補正とA個体値31無補正ではダイナックルの火力が大きく変わるので性格補正は慎重。ダイナックルの火力に助けられた試合が一試合あったのでこれで良かった。
プレッシャーはねやすめサンダー相手は対面勝てないことに注意。ステロは撒ける。
サンダー@オボンのみ プレッシャー
196-*-105-187-110-129(ひかえめC↑A↓)
H244-C196-S68
調整:
S+1で最速アーゴヨンまで抜ける(実数値194)(最速エースバーンも抜ける)
HPできるだけ高く、オボン食べやすいように4の倍数
あまりC高め
構築の軸。ほとんどの場合初手に投げてボルトチェンジ。ダイジェットを半減してくれるので裏のアタッカーに繋ぎやすい。初手役なのにB>DのDL調整を出来ていないのが悲しい。物理ポリ2がきつくなってしまう。
Sが絶妙で、高速アタッカー相手は下を取れるので受け駒を安全に着地でき、低速相手は上から有利な攻め駒を投げられる。
はねやすめがあり耐性が優秀なのでゴリランダーなどタイプ受けできる相手はサイクルを回せ、火力があるのでダイジェットで自らが詰め筋にもなれる。また、サンダー自身ダイマックスの撃ち合いにも強いので、相手視点で「ダイマックスを雑に切ってしまうとサンダーを止められなくなる」場合が非常に多い。そのため、相手に安易なダイマックスを許さず、ボルトチェンジから裏の受けや攻めに繫ぐ動きが通りやすい。汎用性・一貫性・圧力が非常に高く、今環境最強格のポケモンだと思う。
ウーラオス(れんげきのすがた)@こだわりハチマキ ふかしのこぶし
すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/とんぼがえり
175-182-121-*-80-163(ようきS↑C↓)
A252-B4-S252
サンダーのボルトチェンジから負荷をかける攻め駒。サンダーに強いドサイドン、バンギラスなどに強い。裏への負担を大きくかけるためにこだわりハチマキで採用。
ダイジェットまで考えるとサンダーには地面よりジェット半減ポケモン(特にバンギラス)のほうが後出ししやすく、それらにボルトチェンジしながらウーラオスで有利対面を作って試合を進めていく。ボルチェンに地面を投げられたとしても、ウーラオスに素引きすればよい。
構築単位であくびループへの対策がないので、とんぼがえりであくび役を削り続けるしかない。
途中かみなりパンチを使っていたがまったく撃たなかったのでアクアジェットに変更。ウオノラゴンが鉢巻インファイトで確定では落ちないので、インファイト→裏捨て→アクジェで確実に処理できる。
カプ・レヒレ@たべのこし テレパシー
ねっとう/ドレインキッス/まもる/めいそう
177-*-149-147-150-105(ずぶといB↑A↓)
H252-B4-C252
補完枠。構築単位で重いフェローチェ、ドラパルトなどを見せ合いで牽制しながら、実際に出せる汎用性のあるポケモンとして採用した。火力に振ることでドレインキッスの回復量を増やし実質的な耐久を伸ばす算段。ついでにダイマックス適性が上がる。ポリ2に勝ちたいのでDL対策B<D。
ミストフィールドはドラパルトのドラゴン技、ラッキーの電磁波などとのシナジーが悪いので特性はミストメイカーでない方にした。
ドラパルト@いのちのたま クリアボディ
163-189-96-108-95-194(いじっぱりA↑C↓)
A252-B4-S252
構築のエース。今期は裏から全抜きすることが多かった。フェローチェなどを考えると最速にしたかったが、どうしても火力不足でA特化。こちらのサンダーのSが129で、初手でサンダーが抜かれない限りダイジェットでもドラパルトが抜かれない。
技構成は命中安定打点のアロー、ダイホロウのゴーストダイブ、ダイウォール兼詰め筋の龍の舞までは確定で、残り一枠は急増したナットレイへの殺意を込めて大文字。C実数値108の珠大文字でD無振りナットレイが確定一発で倒せる。ついでにアーマーガアやコオリッポ、B上昇テッカグヤあたりをしばけて使い勝手が良かった。
ドラパルトなんてヒョロガリwのノリでいろんなポケモンを後投げされたのでダイホロウで全員ぶっ飛ばした。「ドラパのダイホロウは受からない」ってガラルでは常識だと思っていたんですが、アローラの強者たちはご存知なかったようです。
【選出など】
サンダー+カバラッキー
基本選出①。受けられないポケモンがいなければこれ。
サンダー+ウーラオスドラパルト
基本選出②。一般に、受けるより攻めるほうが運勝ちが多く分がいいので、基本的にはこっちのほうが強い。
サンダー+カバorラッキー+ドラパルト
サンダーとカバラッキーで受け回しドラパルトを通す。
サンダーとドラパルトの重いポケモンが被りがちなので、ボルトチェンジでそいつを削ってドラパルトでしばく。
【きついポケモン】
ボルトチェンジを無効にしながらこちらに負荷をかけてくる相手は大体やばい。こういう場合、受けに回ると負けるのでウーラオスドラパルトで無理やり攻めきる。
フェローチェ、ドラパルト
構築で最も速いのが準速ドラパルトなので、抜かれてる(可能性の高い)上に受からないフェローチェとドラパルトは本当にキツイ。カバルドンでダイマックスして無理やり処理。
物理か特殊か分からない上にどちらも火力が高く受からない。ジェットを積まれてしまうと勝てる術がなくなる。ジェット積まれる前にドラパルトで殴るかカバルドンのダイアイスでぶっ飛ばす。
ステロあくび止める手段がないので一匹眠らせたりラッキーで擬似的にあくびループ切ったりしてなんとかする。もしくはめちゃくちゃ暴風当てる。
そもそもステロあくびが無理なのに殴ってこられたら勝てません。ラグで詰まないか?やっぱりラグで詰むんじゃないか?ステロあくびはどう対処する?ミラーコートは?こらえるイバンは?初手ダイマックスはどう対処する?ラグで詰んでないか?やっぱりラグで詰むんじゃないか?
(全部実際にやられました)(幸いほとんどはステロあくびだったのでなんとかなってました)
2回3タテされた。
【後語り】
2050程度のそれなりに高いレートまで上げられたのは嬉しかったです。しかし、片ロムを溶かして以降集中力が切れてしまい、2100まで特攻する元気がなかったのは残念です。
次に本格的に潜れるときは最後まで粘れたらなあと思います。
【SPECIAL THANKS】
最終日合宿してくれた京ポケの皆
構築の相談に乗ってくれたいっき、クラリス
応援してくれた方々