ラティクチを諦めるな

れみ(@lemi_irym)の構築記事、随筆、草案など

スイクン1on1 使用(予定だった)ポケモン

スイクン@いのちのたま プレッシャー

すてみタックル/しんそく/にらみつける/みがわり

いじっぱりAS

 

初手ダイアタックから試合を展開する

・相手も初手からダイマックスしてきた場合、アタック連打から捨て身→神速で縛る

・相手が後発ダイマックスの場合、アタックでSを下げて身代わり→ダイマックス状態の相手に向かってにらみつける→ダイマックス枯らして神速捨て身

 

一通りの全対応を考えていたが諸事情で出場できず。無念

優勝はホロウでBを下げて殴り切る型だったようで、近い型だったのかなと思う

ダイマックス状態のスイクンを殴っても仕方ないので、ホロウでBを下げて相手にダイマックスを強要させ(ダイマックスしないとB-3捨て身で落ちてしまう)、身代わりで相手のダイマックス枯らして殴りに行く優勝者の型が賢い。僕の型の上位互換であろう

S15反省

出来る限りの努力をしたつもりだったが最高レート1900にも到達できない、7世代含め今までポケモンをやっていた中で(ポケモンを始めたシーズンを除き)最悪の結果だった。別に潜らなかったから、考えてなかったから負けたという訳ではなく、自分の中では指折りに考え戦ったシーズンであっただけに虚しさが大きい。

頑張った上で勝てなかったということは努力の仕方が間違っていたということであり、これは今後上位を目指す上で繰り返してはならない。そこで本記事にS15での思考や施行の過程を残し、今後の努力の方向性を正すヒントにしたいと思う。

 

まずシーズン序盤は色々な禁止伝説を使ってみることから始めた。育成リソースや構築を作る思考リソースの都合で、試せたのはカイオーガ、ザシアン、ダイナ、イベル、黒バド、日食ネクロズマ

どれも一定の強さを確認できたが、明確な不利対面から試合をひっくり返される事が多く手に馴染むポケモンはいなかった。

また、禁止伝説枠に囚われてはいけないと思い、禁止伝説のいない(禁止伝説を無理に採用しない)構築も試した。結局構築パワーが低くなってしまい、禁止伝説は多少歪んでいても採用したほうが良いという結論になった。

試した禁止伝説の中でもダイマを使わず仕事のできるザシアンと日食ネクロズマに注目し、この2匹を構築に自然に採用することを画策した。

まず日食ネクロズマ。優秀なタイプとメタモン耐性から、壁からの竜舞眠るで相手を制圧する壁展開を考えた。結果、足りない技範囲が災いして勝てない相手が多すぎたのと、回復技が眠るのせいでメタモンにあまり勝てなかったのとで断念した。

次に、壁展開の詰め役で優秀だった自信過剰珠マンダを続投し、ステロ+マンダ+ザシアンの対面構築を組んだ。これもメタモンヌオー以外にはよく勝てたがその2匹のうちどちらか一匹でもいたらほぼ負けていた点、襷カウンターなどで容易に処理されてしまう点、サンダーが重い点等問題だらけだった。

 

 

全体的に「(鎧上位禁止環境のように)機械的に勝つ」ことを目的としすぎて、ポケモンバトルを疎かにしていたことが敗因だと分析される。そもそも機械的なパチンコで勝つのって一年前の自分が最も忌み嫌っていたことであって、今更そんなところで躓いてしまった。構築で勝っている、というのは機械的に固定された選出・立ち回りで勝っているのみならず、環境に多い構築に対し安定した解答が用意されていることである。機械的なのは十分条件だ。現に僕が今期作った構築はすべて、勝てる相手に過剰に勝っていたが勝てない相手への勝率が極端に低かった。

 

思考や立ち回りを省略した勝ちを求めすぎて訳のわからないことになっていたのだろう。選出択当てて相手の行動読んでゲームプラン立てて…などポケモンバトルの基礎を完全に無視した試みをしてしまっていた。今後ランクバトルに真剣に取り組むのであれば、より柔軟な構築で真摯にポケモンバトルと向き合いたい。

壁ドラパ

壁ドラパから竜舞など展開していく構築

エース候補は全抜き性能の高いソルガレオギャラドス、ゼルネアス

裏にメタモン対策のヌオー

残りはエースの裏に置けるダイマックス適性の高いダイマックスしなくても強いポケモン

 

壁ドラパ+一般積みポケモン+ザシアン

メチャ強そう

 

ドラパ マンダ日ネクロ ヌオーレヒレ @1

S14反省

使ってた構築

シングルバトル 最終672位


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↑サムネ用 カビゴンとバチンウニ

 

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S14は(潜りながらうすうす感じ、記事を読んで確信したことだが)前のめりで殴っていくのが強い環境だった。サンダーが耐久寄りになって中途半端な受け攻めのような構築が増えたS13の各構築に対し、エースバーンを筆頭とする高速高火力が非常に刺さっていた。S13にエースバーンが減ったことに伴い、それらに強いポケモン(カバルドンのような数値による物理受け)が環境から数を減らしていたことも大きいだろう。したがって、S14で勝てていた構築は

・エースバーンなど殴る寄りの構築

・殴る寄りのポケモンに強い数値受けを取り入れた構築

大きくはこの二種類だった。ドサイドンは自らも殴れ、数値受けの側面もあるので今環境で最も強かったポケモンとも言える。

僕はそのへんを理解せずにS13と同じことをしたので失敗した。対面寄りの攻めをしなければならないところを、S13と同じくサイクル寄りの攻めだったので弱かった。また、対面寄りの攻めが強いと感じながらも構築にまとめきれず、惰性で前期とほぼ同じ構築を使ったのも良くなかった。

良かったところは逆にそのへんに薄々ではあるが気付けたところだろうか。この考察を構築の形に出来ていればもう少し勝てていたのであろう。「最終日に降ってきた構築で勝ち抜いた」強者はおそらくこのへんの環境理解を構築に手早く落とし込むのが上手いんだろうなと思った。僕はその適応が遅かった。

ガブリアスの投入は間違っていなかった。対面寄りの駒で、サンダーに弱くなく、サンダーラオスサイクルで厳しい並びを剣舞から崩せる。ただこのポケモンを使うにあたっての理解度が全く足りていなかった。ガブをみたサンダーは思ったよりダイマックスを切ってきたし、ポリゴン2で受けられると思っている層も多かった。このへんを理解して剣舞やらなんやらの(有利な)択を合わせられればもっと勝てたはずで、練習不足もとい自分の適応の遅さを痛感した。

結局、やはり構築が悪かったの一点に尽きる。ガブ採用は合っていたがカバルドンを抜くのは間違っていて、そうなると取り巻きももっと違ったほうが良かった。おそらくサンダーとラッキーが違った。この二匹はほぼ構築コンセプトなので、この二匹が違うということは構築選択がそもそも間違っていたことを意味する。最終日に降ってきたアイデアを形にできる力が欲しかった。環境とそれに強いポケモンに気づいてはいたんだよ。形に出来なかった。

 

ダブルバトル


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ダブル自体はS1から少しずつやっていて、今シーズン初めて本格的に対戦数を重ねた。結果は最終レート1820/214位で、ダブルのランクバトルにしては微妙な結果で終わった。

反省としては勝ち筋を意識できないままにポケモンの強さに頼ったむやみなサイクルを回しがちだったこと、落ち着いて考えればわかるような間違い(相手の裏にレヒレがいるのに唯一の抵抗手段であるレジエレキを切ってしまうなど)を繰り返してしまったことだろうか。どちらも経験不足から来ると言えばそうだが、それはすなわち練習で解決できることであり、ひとえに実力が足りていなかった。逆に言えば練習が足りればもう少し勝てそうな雰囲気があったので、次にちゃんとダブルをやるときはしっかり練習したい。

構築について言えば、Resu氏のレイスキッスを参考に調整やらを少しだけいじった。ほぼ変えてない。H4-B4-C252-D4-S244みたいな端数を細かく振った振り方をH4-C252-S252にぶっぱにしたり、あとはレジエレキを眼鏡から磁石にして守るを入れた。レジエレキの守るは強い。エレキボールはボルトチェンジで良かった(磁石エレキボール程度では何も落ちないし、ポリ2サマヨを落とそうとするときは集中をかけて過剰に殴るので10万で良かった)。レイスは化身トルネボルトやメタグロス等役割対象にだけ投げてあとはランドエレキウーラガエンでTier1サイクルを回してた。レジエレキのダイサンダーは強い。サポート重視のこのガエンをこんなにダイマックスさせたのは僕くらいだろうな…

レジエレキゴリラ対面ダイサンダーすると次のグラスラが先制で飛んでこなくて助かる。オーロンゲ壁展開はキッスでひたすら急所お祈り。バナコーはランドガエン並べてバナに猫ジェットすると眠り粉でもダイマックスでも対応できる。催眠術はかわす。カグヤ等ダイジェッター相手はレイスでアタック連打して裏のエレキを通す。けっこう色んな学びがあったがルール変わるのでパア。悲しいね。勉強し直します。

 

 

 

あとは、ポケモンのランクバトルに挑む以上こんなことは言いたくなかったが、今期は本当に運が悪かった。当てたら勝ちの盤面において電磁波暴風スケイルショットを本当に本当に外しまくったし、相手からの追加効果有効急所高乱数は引きまくって負けに直結したし、そんなことが最終日3日前からずっと続いた。いままで運が良かった自負はあるのでしわ寄せが来たのだろうが、とにかくS14は運が悪かった。ケアできる範囲のものは少なかったので仕方ないことだが、悲しい。

本当に余計な話をすると、僕は実力勝負の只中に潜む運負け運勝ちが好きでポケモンやその他カードゲームをやっている節があり、むしろそれら運要素がないなら面白くないし運が無いと勝てないとすら思っているので、「ポケモンに急所がなければもっと良いゲームなのに!」などと(冗談であれ)仰るポケ勢の方がそこそこいることに驚きを隠しえない。運が悪くなければ勝てる自信があるなら将棋などをやるとイキれると思います。運勝ち運負けこそ楽しけり。

 

 

 

最終日について言えば、シングルダブルどちらもプレイングが最悪だった。感覚的に勝ってる試合(経験則から、いままでのプレイだったら勝ってるだろう試合)をめちゃくちゃ落としたし考えたらわかるようなミスを連発した。頭も回っていなかったし選出もミスりまくった。感覚が研ぎ澄まされていなかった。勝てる気せずに潜ってたし。最終日直前まで忙しかったとはいえ酷い有様で、2月3月はそんなに忙しくないだろうから集中してポケモンしたい。

あと、生活リズムやら運動習慣やらがボロボロで、身体も複雑な思考を行える状態ではなかった。やはりきちんと頭を回し複雑な思考に耐えるには健康な身体が大切だ。

意味のわからないダイマックス

ダイマックスは一方的に切ると大きなアドバンテージを得られるので、一見意味のわからない場面でダイマックスを切ると強い

一見意味のわからない場面はすなわち相手からみて自分はダイマックスを切らない場所であり、そこに奇襲していく戦法とも言える

2020年 振り返り

寝られないから去年一年を振り返る、ついでに自分の構築を見直して成長を確認したい

 

S1 最終501位


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7世代でメガクチートを使っていたので高火力をぶっ放せるポケモンを使いたくて眼鏡オニシズクモを採用したところから始まり、当時大流行した初手ダイマックス弱保バンギラスへの見えないメタとして鉢巻馬鹿力バンギラスを入れ、あとは色々試しながら強かった単体をたくさん入れた。今見返すと構築としての完成度は低いどころではなくただポケモンを6匹入れただけのおもちゃ箱だが、単体で環境に噛み合ったポケモンを複数採用できたせいで微妙に勝てた。ダイマックスの使い方は一切わかっていなかったのでダイウォールもあんまり入っていないし誰がダイマックスしたいかもわからないが、地震でアーマーガアを呼んでダイサンダー連打で倒したり、ミミガルドでウォールホロウウォール影したり、発売一ヶ月にしてはダイマックスをそこそこ使えてたほうだと思う。

若干タイプ受けサイクル出来ているし、対面的な動きもできるし、この頃から「勝ち筋を明確に定めない」「ダイマックスしなくても強い」を意識しているんだろうなあ

 

S2 最終900位くらい


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最終こそ吹っ飛んたが構築を1から練り上げ(S1は単体のことしか考えていなかった)、最終日付近で2桁に行けた飛躍のシーズンだった。ダイマックスの使い方がこのへんでかなり上達した(と感じた)記憶がある。

構築としては初手の対面性能(最終的には襷ガルドであったが、もともとは襷ホルードだった)、ギャラキッスのダイマックス、ミミカビの詰めという初手+ダイマックス+詰めの対面と、鬼火ドラパ+カビギャラキッスの積みサイクル、単純なサイクルと色々な勝ち方ができるように組んだ(というか試行錯誤の段階で色々詰め込んだら全部成立した)。このシーズンはとにかく構築を考える苦労をして、そのおかげでこの後から構築を組めるようになったと思う。

個人的には苦労をかけた分気に入っている構築で、特にHC鬼たた身代り龍の波動ドラパなんてわけのわからないポケモンは世界で僕だけのドラパルトだろう。ダイマックスせずに仕事をさせたくて採用し、ダイマックス時の性能を上げるためにCに振るあたり僕の性格がよく出ていると思うし、僕の一番好きなポケモンと言っても過言ではない。鬼たたドラパのダイドラグーンで削りながらカビゴンの起点作った1/23の2桁チャレの試合は今でも覚えていて、この試合は僕にとってダイマックスへの固定概念を取り払ってくれた。ダイマックス技術の大きな進歩である。

これだけ気に入った構築を作れただけに最終日潜れなかったのが悲しい。

 

S3 最終201位


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ペリカメナットとの出会いであり、最終順位を大きく更新できたシーズン。サークル員のキャノンから構築をパクり、眼鏡ペリ・珠カジリガメ・ナットレイの強さに惚れ込みおよそ半年の間虜になった。後に呪いになる。

構築としてはキャノンのものを殆どそのまま使っていて、キッスのダイウォールを甘えるから悪巧みに変更した程度。マジで強かった。

ランクバトルはなんとなく勝てて終わったが、特に覚えているのはオフ大会だ。ポケソル主催、3人1チームで行われたサークル対抗大会(全ポケと呼ぶ)にサークル員の同期チキンと後輩のよーよーを僕が半ば無理やり呼び込む形で参戦し、3位に入賞した。ペリッパーダイマックスってこの大会前まではほぼしなかったのに全ポケでは7試合中3試合ペリをダイマックスさせた。なんならパッチラゴンにペリでダイマックス切った。S2に萌芽のあったダイマックスを変なやつに切る癖がここで花を咲かせちゃった。

全ポケの思い出を語ればキリがないが、僕はやはりオフのような顔を突き合わせる緊張感で強さを発揮できるタイプだと実感した。強さを発揮できる、というよりは土壇場でも日和らずに強気のプレイを仕掛けていけるメンタルが備わっているなあと思った。あとはチキンが僕以上に土壇場と緊張感に強くて痺れた。彼は本当に尊敬できるポケモンプレイヤーだ。

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「チキンは ミミッキュ剣舞したと思ったら  突然交代し その瞬間チキンは勝っていた」

な… 何を言っているのか わからねーと思うが 

おれも 何をされたのか わからなかった… 

頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

(↓参考リンク)

https://youtu.be/nqGnzMKjVK8

これの13:44あたりからがチキンの試合です

 

ところで3位までに入れたチームは東京で行われる本戦に招待されるって聞いたんですが、その後一切連絡がないのはどうしてですか?(現場猫)

 

S4 最終154位


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ペリカメナットの裏選出を色々変えた。基本選出3体+補完3体で、補完同士の相性もよい。カビゴンはADで、一見ピーキーな型に見えるが実は3ウェポンとダイウォールの普通のカビゴンとしても使える。ロトムナットを始めとしたタイプ受けサイクルが流行っていたので環境メタとして、また「ダイマックスなしでダイマックスに届く」ポケモンとして大活躍してくれた。このキーワードを知らなかったらAD腹太鼓カビゴンなんて思いついてないしこんなに勝ててない。ソプラノ(サークル員)ありがとう

パッチやばいからカバ、変な草とか格闘とか厄介だからキッス、ミトムナット崩すのしんどいからカビゴン、のように役割にポケモンをはめ込んだ形で色々試し最終的にはこの3匹になったが、一見バラバラに採用したように見えてカバからカメキッスを展開できたりカビゴンの腹太鼓でドヒド削ってからペリカメ通したり、最低限に相互の噛み合いがあった。補完が補完止まりじゃないシナジーを持つことは今でも意識している。

最終日の合宿中に皆がポケモンに飽き始めた明け方頃、1000位から潜り始めてここまで上げられたのはよく覚えている。逆に、ここから上に大きな壁を感じた。

 

S5 最終247位


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中盤に出来た並びが思いの外強くて最終日まで使ったが、最終日は全然勝てなかったし煮詰めるのが甘かった。ドラパとキッスが雑に突っ込まれててあまり綺麗じゃない。どうせペリカメナットしか出さないしなあって構築を甘えた結果、今まで通りくらいしか勝てなかった。このへんからペリカメが知れ渡り始め、立ち回りで苦戦を強いられるようになる

 

S6 320位


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あんまりやる気なくて雑に作った。ペリカメの刺さりが良くないと認識しつつもペリカメ以上の構築を作れず、なんとなく妥協してごまかしごまかしレート2000に運で乗せて終了。アーマーガア出した試合の勝率が本当に0%だったしウォーグルなら多少マシだったかなあ…くらいの感情しかなかった。最終日一緒にポケモンやってたサークル員のダゲキと猛火(この頃は猛火しかいなかったが)エースバーンをひたすら応援してたしそっちのほうが楽しかったくらいには自分の構築を見失っていた。がんだーのポケモンが面白いのが悪い。S5,S6と文量が少ないことから推測できるようにこのへんはあんまりポケモン楽しくなかった。今思えばペリカメの成功体験に囚われて固執してた、呪われていました。

 

S7 最終爆発


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呪いが祝福に変わった。リベロエースバーンの解禁により、雨パでエースバーン受けに圧をかけながらエースバーンを通す動きがめちゃんこ強かった。ナットレイも思い切って対面寄りにシフトし、初めてステロからエース

を展開するタイプの構築を触った。襷爆発ナットも身代わりトリルミミッキュも環境によく刺さっていて(この頃はキョダイエースバーンがいなかった)、ペリミミッキュあたりの自慢のポケモンを織り交ぜながらエースバーンを通していく非常に楽しい勝てる構築が作れた。ミミッキュはトリル張って身代りで相手のダイマックスとトリルターン枯らしながらトリルラスト1ターンでこちらのエースを着地させダイジェットで切り返していくという、ダイジェットへの新しい回答としてよく活躍してくれた。

この構築は選出も襷ナット+ミミッキュ+エースバーンを基本とし、エースバーン受けのカバウインディあたりをペリで崩してからエースバーンを通したり、ペリエースバーンでは崩しきれない状態異常サイクルをラムカジリガメで破壊したり、基本と例外の良くできた柔軟な構築だった。ドラパルトだけ意味わからん。この頃流行ってたエースバーン抜き調整のドラパを最速で上からしばいて、ついでにドラパガエンとかロトムとかをしばいて気持ちよくなるために採用したが最終日はミラードラゴンアローで毎回出落ちしてたし意味わからん。

このシーズンは初めて最終日に特攻したシーズンで、結果溶かしてしまったが最終日に上位で勝つための練習としては非常に良い経験を積めた。特に、更新チャレのような大事な試合でいつもと違うことをしてはいけない、と痛い思いして学べたのは大きかった。

 

S8 💩

最高1900くらいだし構築はない。マジで勝てなかった。鎧解禁後、何が強いのか訳も分からず前期と同じ構築で潜っては鎧のポリ2ウーラオスジバコあたりにボコられるのを繰り返していた。雨パの呪い。初めて最高レート2000すら行かなくて悔しかった。悔しかった。変なプライドで流行りのポケモンや型に「それ最初強いだけのニセモノだろ」と懐疑的な目を向け続け、頑なに使わなかったのが本当に良くなかった。

 

S9 最終100位

(なぜか構築の写真ないわ)

S8でボコられたのが悔しくて悔しくて、プライドもかなぐり捨てて兜脱いで前期のレンタルを使いまくること、いままで固執し続けてきた雨パを捨てることから始めた。いろんなレンタルを使う中でラッキーというポケモンに出会った。ラッキーは小学生のころポケ徹を読んでいた時から良いイメージがなく、ひたすら高耐久で火力がない。ダイマックス適性も最悪、物理に弱いから使いこなすのが難しい…となんとなく敬遠していたポケモンだった。しかし使ってみれば任意の特殊ポケモンに受け出しから電磁波ステロで後続のサポートが出来、地球投げで最低限の火力を保証され、ダイマックスなしでダイマックスを受けきる上に物理技も余裕で耐える最強ポケモンであることが判明した。プレイングも簡単ではないが、耐久が過剰ゆえなんとなく受けだしてなんとなく再生すればHP管理が間に合うし、ステロ電磁波を雑に押しても裏が恩恵を受けられるし、ポリゴン2やあくびステロカバルドンに比べたら随分単純であることがわかった。ラッキー、最高のポケモン

また時を同じくしてダイマックスドラパルトの制圧力を知った。塩麹さんのドラパガエンを触っているときに、残飯HSドラパで初手ダイホロウから裏のミトムガエンで頑張って詰ませる試合展開が多く、「この構築は絶対にこの立ち回りはしないだろう」という思いから逆に「この動きをベースに構築を組めば良いな」と気が付いた。自分の性分と真反対の構築を使うことで逆に自分の特質が浮き彫りになったというわけだ。そしてなんとドラパが不利を取る相手にはラッキーが軒並み強く、これはもう運命の思し召しだと信じラッキー+ドラパルトの構築を組もうと決意。かくしてダイマックスして強い珠ドラパ、裏に引き先としてのラッキーという今後しばらくお世話になるラキドラパの雛形が出来た。

この頃、使っていたレンタルの強みを言語化することを徹底していて、その過程で意味不明に勝てていた鉢巻ウインディ+ポリ2+HBアシレーヌという並びを分析した。何が強いのかよくわからないまま勝てていて、よく解剖してみるとポリ2とアシレーヌダイマックス枯らしに長けているおかげで相手のダイマックスを弱く使わせ、サイクルを詰めやすいことがはっきりした。これはノーマル+みずフェアリーの相性補完と高い数値から実現されており、ラッキーとアシレーヌの組み合わせでも再現できると考え、ドラパ+ラッキー+アシレーヌの基本選出が完成、そこから重い相手に合わせて補完を色々試していった。

最終日は運も良くて初のTOP100を達成できたが、補完を探しきれず、構築には納得がいかないまま次の制限ルールが始まった。煮えきらない終わり方だったが、後にこの構築は冠環境で熟すことになる

 

S10 最高1900くらい


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雨パに固執して失敗した。パッチラゴンもウーラオスも倒せなかったし成立しないサイクルを回そうとしていた。明確に考察不足で、フォロワーから頂いた原案を元に組んだが煮詰めきれないまま終わってしまって悔しかった。構築としては悪くなかったがあまりに環境を軽視していたし、まとめきれなかった

 

S11 最終67位


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ポケ勢の友人めろーるから珠ホルード+小さくなるラッキーが強いと聞きパクった。ついでに前期一位の使っていたモジャンボをいれ、ウーラオスを対策しに行った。構築記事を読み漁って環境を把握し、珠+襷+スカーフの対面選出、リザードンの鬼火サイクル、ラキモジャサイクル、バトンへの回答であり対面的にもサイクル的にも動けるヌオー、など様々な勝ち筋を用意しようやく自分らしさのある構築ができた。初の二桁順位ではあったが、初手にホルードを投げ、対面がウーラオスであろうがダイジェットを押し、特化インファでも襷でも負けというお粗末な構築だった。噛み合い待ちパチンコに近い。それが不服で、冠環境はしっかり勝ってやろうと意気込んだ。

 

 

S12 最終143位


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そこそこ勝てた。とりあえずボルチェン展開やりたいな〜と思って突っ込んだサンダーが馬鹿みたいに強かった。このシーズンは序盤からいろんな人にDMして何が強いのか聞きに行き、どうやらサンダーが強いということがわかった。これはどこからどうみてもサンダーゲームだと確信し、サンダーから構築を作った。当初はサンダーのボルトチェンジからカバルドンなど受け駒を展開し、サンダーのダイジェットで勝つ手筈だったが、冠のムキムキ共がバルクやばすぎて珠両刀やらラム剣舞やら、なんならただの珠ダイジェットとかが受からなくなってしまった。かわりに、サブプランとしてなんとなく採用していた水ウーラオスと珠ドラパルトが強く、またラッキーは相手の最強ポケモン:サンダーへのクッションになれることを理解し、攻め主体のクッション入サイクルを作ることにした。しつこくDMして相談したサークル繋がりの輩、いっきからドレインキッスレヒレとサンダーノラゴンという本質情報を受け取り、自分なりに抽象化して構築に落とし込んだ。つまりは「回復するレヒレが強い」「サンダーが呼ぶ地面を水高火力で破壊」の2点であり、後輩かんちゃろーとの議論など紆余曲折を経てHCキッスレヒレと鉢巻水ラオスが生まれた。

構築が強い自信があった。しかしながら最終日に酒とエナドリどん兵衛ぶち込みながら合宿してたら楽しくなってきちゃって集中が切れ、ほどほど勝てているところで切り上げてしまった。どん兵衛の天ぷら入れずに捨てたらドン引きされたんですがアレはもしゃもしゃして美味しくないと思うのは僕だけですか?

 

S13 最終36位


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前期勝てていた実感を元に序盤から潜ってプレイと選出を練習し、二度目の二桁達成&最高順位更新。前期、選出とプレイ当てればこの構築はめちゃんこ勝てるなあと言語化しておいたおかげでハマって勝てた。よかった。

最終日に2ROM2060まで上げられて、ここで放置したら2ROM二桁で終われたが上を目指し挑戦。片方を溶かし不貞寝するも、朝6時からもう片方で特攻し、✕✕○○/✕○/✕○ ○/○( / でレート2060、始めた位置)という反復横飛びを繰り返して最後に一回勝って最終36位。上位で何度も戦え、更新チャレを繰り返せたこと、臆さず潜れたこと、何より上位層で6割勝てたのがとても嬉しかった。S7で特攻した失敗が報われた。名前知ってる強者とたくさん当たって勝ったり負けたりしたのも楽しかった。

 

 

総括して、昔から「ダイマックスなしでも強い」「ダイマックスも強い」「ハチャメチャなタイミングのダイマックス」など根本的な考え方は変わっていないと感じた。

また、文章にしてみると意外と多くの人と関われているなあと驚いた。名前を出していないだけで、ここに書いてある以上に色々な人と関われたし深い繋がりも作れた。DMでポケモンの相談してくれる人もちょこちょこ来てくれてとっっても嬉しかった。どんな些細なことも質問してください、嬉しいので。

ポケモンと全てのダチに感謝卍

シリーズ7 構築

攻め1(ウーラオスに対面有利、サンダーに負けない)

攻め2(1が不利を取る相手に強い)

サンダー受け

ウーラオス受け

穴埋め(主に攻め)

穴埋め(主に受け)

 

こうしてみると攻め3+受け3だが、どこかに受けと攻めを両立できるポケモンを入れると選出立ち回りに柔軟さが出る

穴埋めはタイプ相性や物理特殊のバランス調整であり、基本選出から外れているわけではない そういった意味で補完とは少し違う概念として定めておく

 

受けループやラプミミノラゴン、偽装構築など特殊な構築を除き、基本はこれでサイクルなり対面なりを工夫していくことになる

 

特にウーラオス受けは間違いなく必要、ウーラオスは選出画面での匿名性が高いのでこちら側の立ち回りを安定させるためには水悪鉢巻まで考えて安定して後出しできるポケモンを一匹は採用したい

対面的に攻める際にもウーラオスには不利を極力とりたくない

 

サンダー受けが必要かは諸説あるが結局サンダーは採用率が異様に高くサンダーのために一匹割いても損はしない上、サンダー受けのいない構築は相手のサンダーに好き勝手されてしまうのでそれを防ぐ目的もある